川根茶ひとすじ

川根本町産だけ、のこだわり

緑深い山里に育つ川根のお茶は、遠く江戸時代から知られる日本でも有数の銘茶です。
まろやかな味と気品のある豊かな香り。「川根茶」はまさに自然の風味あふれる逸品です。
澤本園のお茶は、すべて川根本町産の原料葉のみです。
他産地の茶葉は一切ブレンドすることはなく、生粋の川根茶本来の味と香りがお楽しみいただけます。

→ 川根茶の特徴については [川根茶について]をご覧ください。

伝統的な製法、のこだわり

澤本園は、昔ながらの(浅蒸し)製法の茶葉だけで川根茶を作り続けています。
最近では”深蒸し”と呼ばれる渋みを抑え色濃く出る製法が盛んに行われておりますが、当園では伝統的な製法が「川根茶らしい気品のある香りと深い味わいのある川根茶をつくる」と信じ、頑なに伝統の茶づくりを守り続けておリます。
当園に保存されている文政13年(1830年)の買付け書に、往時の茶取引の様子が記録されております。時代は進み、より良い茶製造を支える様々な機器や設備が取り入れられてきました。
それでも、昔ながらの(浅蒸し)製法は、190年変わることなく、またこの先も続いていきます。

文政十三年買付け書

澤本園文政十三年(1830年)買付け書

末吉

先々代店主 澤本 末吉

→ 澤本園の川根茶づくりの詳細は [澤本園の川根茶]をご覧ください。

信頼ある茶生産家の皆様と共に

恵まれた環境とあわせて最も大切なことは、農家さん、荒茶茶師さん、製茶茶師さんとの信頼関係。
これらが澤本園の茶づくりの根幹です。
当園の農家さん達は、川根本町内それぞれ茶畑を有しています。
山間地の斜面と盆地、大井川の右岸と左岸など、環境の異なりが趣の異なった澤本園の茶葉になります。
荒茶茶師さん達、製茶茶師さん達は、その年の気候で出来が変わってしまう農作物である茶葉の僅かな違いを見極めながら、当園の求める「川根茶」を作り上げます。

→ 当園を支えてくださる茶生産家については [茶生産農家のご紹介]をご覧ください。